Change your mind. ダサイは可愛くなりました!

■悪趣味全開タッキースタイル旋風

少し前まで、柄と柄の着こなしやストライプとボーダーを組み合わせるのは暗黙のダブーだったこと覚えています。大ブレイクしたノームコア(=究極の普段着)とは対局の位置に存在するようなタッキースタイルですが、16年春夏では様々なブランドが発表しています。日本では、『ダサ可愛い』タッキースタイルが、今後どのように受け入れられていくのでしょうか?


■タッキースタイルとは、どのようなスタイルか?

初めにタッキーの意味を紹介します。タッキーとは、『悪趣味の、ダサい、趣味の悪い』という意味です。意味からして、オシャレを追求していくファッション業界が、タッキーをトレンドにするのは異常気象のようなことですが、タッキースタイルは70年代モードに似たエスプリです。


■70年代モードはどのようなファッションだったのか?

70年代ファッションは、ボヘミアン、フォークロア、ヒッピーがキーワードでした。昨年の秋冬は、70年代ファッションが大流行でした。フォークロアは、西洋の民族衣装から生まれた田園的な装いのことです。この時代は、派手な柄や多色の洋服を着ていました。


■ノームコアからの反発が後押し

無地に無地を合わせるようなノームコアは、良くも悪くも無難です。ダサくは無いけど、面白みに欠けてマンネリ化してきます。何かリフレッシュ出来るような柄を着たくなる気分になります。そこで新鮮な息吹を与えてくれる、ド派手なタッキースタイルは破壊力抜群です。


既存概念を打ち壊すデザイナー

最近のファッション業界では、ノージェンダーのように従来のダブーを打ち破るという概念はビッグウェーブを巻き起こしていると分析します。ノージェンダーファッションは従来の性の考えを破壊したスタイルです。同様にタッキーファッションもトップス、パンツ、靴のすべてのアイテムが異なった柄やストライプとボーダーを合わせるという従来の『ダサい』の価値観を破壊しています。

ノームコアから反発や70年代モードの多色を合わせる装い、民族的な派手な柄と最近のトレンドである概念の打ち壊しが融合して、悪趣味なタッキースタイルが生まれたのでしょう。

日本では、未だ完全にタッキースタイルの着こなしをする人は一般化していませんが、徐々にファッションの楽しさ、快楽を求め、無地からの脱却を試みる人が増えるでしょう。

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