ファッションは電気羊の夢をみるか?

今回はファッションとテクノロジーの関係についてです。

■映画やアニメにみる、未来のファション

100年後の未来、私達はどのような衣服を身につけているでしょうか?

文学や映画など、娯楽の1ジャンルとして定着しているSFの世界。

そこでの私達は、どのような格好をしているでしょうか?

メタリックなボディースーツ? ボロボロに朽ち果てた服? 機械の体に、光学迷彩?

 

様々な作家さんがそれぞれに想いを描いてますが、実はそれほどバリエーションは多くはありません。

才能のあるクリエーターなのに、どうしてなのでしょう?

 

その原因の一つは、これまでの衣服の歴史にあると思われます。

100年前の人々がどのような格好をしていたかというと、意外と今の私達とそう違わないという事が昔の写真などを見ると分かります。なので論理的に考えれば、100年後もそれほど劇的に変わるという事は考えづらい。もちろん細かなディテールや素材などは変わっていくでしょう。その観点から見ると、光学迷彩のような方向性は理にかなっています。実はもう研究も進んでいて、試作もされているような記事もどこかで読んだ気もします。

 


■テクノロジーはファッションをどう変える?

今現在でも、積極的にテクノロジーを取り入れようとしているブランドがあります。

一番目を引くのは、新素材の開発でしょうか。服作りとはかけ離れたところに散らばった技術をつなぎ合わせて、新しい可能性を模索しています。光に反応して色が変わる素材、熱に反応してフォルムが変わる素材、それらはまるで光学迷彩のようです。

 

製法面では、デジタルプリントやコンピュータージャカードなど、すでに当たり前になった技術もありますし、3Dプリンターを使ったものも今後増えてくるだろうと思われます。

 

その反面、昔ながらの技術にこだわる人達もいます。半世紀以上も前のシャトル織り機を使って作られるデニムなど、やはり無くなって欲しくない技術や職人達。そういった人類の資産も、風前の灯火にひんしている状況の中、私たちが考えなければならない事も沢山あるのではないでしょうか?


■今ある未来を感じる服から想像してみたこと

今現在も未来を感じさせられる洋服はあります。それは「未来感(フューチャリスティック)」とは異なります。スペーシーな素材感であったりとかの演出的な部分じゃなく、もっと本質的な部分で。

 

個人的な見解ですが、今ちょっとしたトレンドになっている和のテイストを取り入れた洋服があります。着物のディテールを取り入れたもの、分かりやすく言うと作務衣っぽい物。この余分なものを極力排したディテールなどは未来的かなって思います。未来はどんどん合理化に進んでいくと思うんで……まあ着物は昔から有りますけど。

 

またイッセイミヤケのプリーツシリーズは、今更ですが非常に未来的です。

今後、3Dプリンターなどの技術の発展で縫い目のない服なども今より簡単に作れるように成るでしょう。

 

他には素材が進化して、着膨れするような厚着は過去のものに成るでしょうね。個人的には厚着が嫌いなので、真冬でもカットソー1枚とかで過ごせれば一番ありがたいと思います。これはそう非現実的な事ではないと思いますが、もしそうなったら、ファッションの在り方は劇的に変わるんじゃないですかね?

 

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