素材を知ろう! *綿・コットン編*

cotton

今回は私たちの身近な素材、綿(コットン)についてのお話です。

綿は繊維の中でも天然繊維、その中の植物繊維という植物を原料とする繊維のうちの1つになります。

簡単に下の表にまとめてみました。

tabel-cotton綿は綿花という植物の実から採取して作られます。

cotton-flower

*綿の花

この花が咲き終わり、実が熟すと開絮(※)してコットンボールとよばれる綿毛のある種子が現れます。

この繊維が綿になります。また、種に生えている短い繊維は「コットンリンター」とよばれ、裏地などによく使われている、再生繊維のキュプラの原料として利用されたり、脱脂綿の原料になったりします。

※開絮…かいじょ、実が割れること

私も綿の栽培をしたことがありますが、日本の和綿、外国の洋綿とでは花の咲き方、茎の色に違いがあり、育てていてとても楽しかったです。

実はコットンボールの色も、白だけでなく、茶色、赤、緑などいろいろな色の品種があるんですよ。

プランターでも簡単に栽培することができるので、機会があったらチャレンジしてみるのも面白いかもしれませんね。


■綿の特徴

綿は1本の糸に見えますが、顕微鏡で見てみると、実は繊維の中が空洞になっています。

このような中が空洞になっている糸は中空糸(ちゅうくうし)とよばれています。

そのため、蒸れにくくて暖かくて涼しいのが特徴です。また、通気性がよく、汗をよく吸います。

染色性は良いですが、発色性はあまりよくありません。


■綿の種類

綿は繊維の長さによって分けることができます。

その中でもとりわけ繊維の長い、超長綿についてお話します。

 

超長綿

繊維の平均の長さが平均35mm以上のものを指します。

 

海島綿(シーアイランドコットン)

生産地:西インド諸島

綿の中でも最高級の綿になります。全体の1/10程度しか収穫することができません。

しかし、綿でありながらしわになりにくく、毛羽立たない。また光沢があり、染色性発色性もよくしっとりとしているのが特徴です。

 

エジプト綿

生産地:ナイル川流域

超長綿の中では比較的リーズナブルな綿になります。

 

他にもアメリカ・バハマ諸島のスーピマ綿、インドのスピン綿、ペルーのピマ綿などが超長綿としてあげられます。

これらは綿繊維の中では高級品として扱われ、細くてもある程度強度のある糸を作ることができます。

ちなみに最近テレビでも耳にすることが多くなったオーガニックコットンとは、

認定機関が農地を調べ、認められた農地で作られたコットンを指します。

認定を受けるまでに2~3年以上の有機(オーガニック)農産物等の生産の実践が必要です。

また認められた後も、毎年専門の検査員による調査が行われているんですよ。


一言に綿といってもいろいろな綿があります。

身近な素材について深く調べてみるのも面白いですね。

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