素材を知ろう! *麻・リネン編*

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今回は麻についてのお話です。

綿と同じ植物繊維の1種、麻。

麻は綿と同じ植物繊維ではありますが、綿の繊維は実から採取されるのに対して、麻は植物外皮の内側にある部分を取り出して繊維にします。

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麻の仲間は世界に50種類以上存在するといわれています。

英語では麻のことを「リネン」とよぶことが多いですが、日本では「リネン」といえばいくつか種類のある麻のうちの「亜麻」を指します。

なお、家庭品質表示上「麻」と表記できるのは、麻の中でも「リネン(亜麻)」と「ラミー(苧麻)」の2種類のみです。

日本の品質表示では、「麻」とのみ表示すれば良く、「リネン」もしくは「ラミー」かのどちらかを書く、書かないに関しては特に決まりはありません。


■麻の特徴

麻は涼感があり、乾きやすく夏にぴったりの素材です。

また通気性が良く、バクテリアの発生率が低いのも特徴です。

水に塗れると乾燥時に比べて強度が高まります。

それではリネンとラミー、それぞれの特徴を見てみましょう。

 

リネン(亜麻)

リネンは亜麻科の1年草で、年に1回しか収穫することができません。

麻の中でも高級で、あまり毛羽立たず、シワも比較的とれやすいです。

繊維が均等でないためムラになることもあります。

また、リネンの特徴のある生成色はその名前から亜麻色ともよばれています。

インポート素材にはフラックスと書いてあることもあるようですが、こちらは一般的にリネンが成草になる前の若い段階で繊維を取り出した素材を指します。

ラミー(苧麻)

「苧麻」と書いて「ちょま」と読みます。イラクサ科の植物で一般的に1年に2~3回収穫することができます。

亜麻に比べて摩擦で毛羽立ちやすく、シワがつくとくしゃくしゃになってしまいます。

色は白く、絹のような光沢があり、ハリがあって少し硬いのが特徴です。

また、繊維が均一なのでムラになりにくいです。

元から白い色をしていますが、繊維にしたときのカスが残っている可能性があるため、さらに漂白をして白くします。


■麻の種類

リネンやラミー以外にも、麻の仲間があります。

 

大麻(ヘンプ)

「大麻!? 」とびっくりされる方もいらっしゃるかもしれませんが、大麻は大麻でもマリファナじゃありません。ヘンプといわれれば聞いたことがある方もたくさんいらっしゃると思います。

クワ科の1年草で、古くから日本で栽培されていました。ですが、糸にするには繊維が硬いため今では衣料にはほとんど使われていません。

現在では、麻ひもやロープなどとして使われています。

ヘンプのアクセサリーは身近なところで見たり聞いたりする機会が多いですね。

品質表示は「指定外繊維(大麻)」もしくは「指定外繊維(ヘンプ)」と表示します。

他にもジュート(黄麻)やマニラ麻、ザイザル麻などは麻袋などとして使われています。


麻にはたくさんの種類がありますが、主だったものを紹介させていただきました。

ヘンプを知らないで「指定外繊維(大麻)」なんて表記を見つけたらびっくりしていたかもしれませんね。

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