素材を知ろう! *絹・シルク編*

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シルクといえば、高価、家庭で洗濯ができない、そんなイメージが強い素材ではないでしょうか。

今回はそんな高級な素材、絹(シルク)についてのお話です。

絹は繊維の中でも天然繊維、その中の動物繊維のうちの1つになります。

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シルクは今回アイキャッチとして使った画像の白い虫、蚕の繭から作られます。

1本の繊維の長さは約1500mと、とても長いです。

蚕は家の中で桑の葉を食料として育てる家蚕(かさん)と、野生の蚕野蚕(やさん)に分かれます。

野蚕の蚕は主に桜の葉を食料にしています。

絹の生産地は主に日本と中国、他にはインドやタイなどがあげられますが、

日本の蚕は家で飼っているためやわらかく、繊維のダイヤモンドと呼ばれる最高級品です。

また野蚕の蚕は繊維の形は不安定ですが、それを活かして味のある生地を作ることができます。


■絹の特徴

絹は美しい光沢を持ち、ドレープ性にとんだ素材です。

そのため、よく女性用のドレスによく使用されます。

また、絹の繊維はたんぱく質でできているため、よく染まります。

繊維の中に含まれるセリシン(シルクプロテイン)はシャンプー、化粧パウダーなどの加工品としてよく使われています。

 

そんな特性がある一方で絹衣料が嫌煙される理由の1つに家庭で洗濯ができないというのがあげられるかと思います。

これは絹が水分を含むとその部分だけが縮んでシミになって見えてしまうことがあるからです。

このシミのことをウォーター・スポットとよびます。

では、絹製品がまったく洗濯ができないのかというと、そういうわけではなく、

実は近年では洗濯することを想定して作られた、絹に独特の素材感を持たせ、ウォーター・スポットが目立たないように加工した製品が出回っています。

ちなみに、絹は着物にも多いわけですが、

昔は洗い張りといって着物を1度ほどき、洗い、ぴんと張った状態で干すことにより縮みを防いでいました。

今では着物もドライクリーニングが多いですから、時代とともに洗い方も変化していきますね。


■絹製品の保管方法

絹はカビや虫害を受けやすい素材です。

そのため湿度の高いところでの保管は避けましょう。

よく着物を入れるのに桐の箱が使われていますが、桐は水を通しにくいので、湿気を防いでくれます。

また、絹製品を保管するときは必ず防虫剤を入れてください。

防虫剤とひとくちにいってもいろんな種類があります。

衣替えの季節によく目にするCMのメーカーのものだったり、天然のものだったり。

天然の木材ブロックの防虫剤もあるので1度調べてみると面白いかもしれません。


今回のお話は以上です。

絹はちょっとお高い素材ですが、せっかくの絹製品、先人の知恵を借りながら大切に長く着ていきたいですね。

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