素材を知ろう! *合成繊維編*

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天然繊維に相反する化学繊維には、「再生繊維」「半合成繊維」「合成繊維」といった種類があります。

今回はそのなかの合成繊維ついてのお話です。

合成繊維は化学的に合成された繊維の総称で、一般的に「合繊」とよばれています。

tabel-syntheticfiber今回はたくさんあるうちのいくつかの種類の繊維をとりあげてお話したいと思います。


■ポリエステル

化学繊維の中でもっとも生産量の多い繊維がポリエステルです。

ポリエステルは水分を吸収しないため、すぐに乾きます。

この特性は、過去に「ウォッシュ・アンド・ウエア(w&w)」のキャッチフレーズで売り出されたことからも頷けます。

またしわになりにくいため、お手入れも簡単です。

適度なハリ・コシがあります。

濡れても強度は変わりません。

生地の全体の65%以上にポリエステルが含まれているものは、ポリエステルの熱可塑性(※)を活かしたプリーツ加工が可能です。

また繊維メーカーでは、独自に繊維の形状を変形させ、天然繊維のような風合いを持たせる技術を開発し、特許を得ています。

静電気が発生しやすい繊維ですので、衣料の表地に使用する場合は裏地をつけたり、帯電防止スプレーを使ったりしましょう。

※熱可塑性熱を加えることでやわらかくなって成形しやすくなり、冷えると再び固くなる性質。


■ナイロン

ナイロン世界で始めて生産された合成繊です。

1935年アメリカのカローザス博士によって発明されました。

ナイロンは「鋼鉄よりも強く、蜘蛛の糸よりも細く、絹のようにしなやか」というキャッチフレーズで、アメリカのデュポン社によって工業化されました。

しわにならず、軽い素材です。塩水にも強いため、水着によく使われます。

水分をほとんど吸収しないため、すぐに乾きます。

ただし、ポリエステルとは違い、ハリ・コシはないためシルエットを作るのが難しい素材です。

色の白いものは紫外線などによって黄色く変色してしまいます

蛍光灯でも焼ける可能性があるため、着ないときはクローゼットの中にしまうと安心ですね。

ポリエステル同様静電気が発生しやすいので帯電防止スプレーを使いましょう。


■アクリル

冬によく目にする素材です。化学繊維の中で1番羊毛に近い繊維といえます。

アクリルニトリルを原料としており、品質表示はアクリルニトリルが85%以上含まれるものを「アクリル」それ以下のものを「アクリル系」と表示します。

かさだかで、ふんわりとしていてあたたかいです。

バルキー性があり、染色性、発色性にすぐれています。

また、虫やカビにもつよいです。

セーターなどのニット製品、毛布、ぬいぐるみなど幅広く使われています。

ピリング(毛玉)ができやすいです。

 

合成繊維のお話は以上になります。

繊維の特性を知ってうまくデザインに活かせるといいですね。

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